手柄山(姫路市)の再開発は何ができる?スポーツ施設の基本計画をざっくり検証

手柄山 再開発

兵庫県姫路市の手柄山を中心としたエリアでは、再開発の計画が進んでいます。

手柄山平和公園の園内施設の老朽化等の課題、JR姫路・英賀保間新駅の整備構想および文化センターの移転に対応するため、平成29年1月に「手柄山中央公園整備基本計画」を策定しました。

引用:姫路市 手柄山平和公園の整備計画

姫路市が作成した、手柄山中央公園整備基本計画、手柄山スポーツ施設整備基本計画では、詳しい事業計画が記されています。

今回は、整備基本計画をベースに、手柄山エリアの再開発のポイントを、ざっくりとまとめてみました。

※1期事業の完了に合わせて内容を更新(2026年10月)

なお、手柄山の公園施設を確認する方は「手柄山平和公園案内」をご覧ください。

新駅「手柄山平和公園駅」が開業

姫路市とJR西日本が、旧市民プールの入口付近で整備を進めていた、JR姫路駅とJR英賀保駅間の新駅整備事業が完了しています。

新駅の名称は「手柄山平和公園駅」に決定し、2026年3月の開業です。

整備計画のなかで、公園北西部が新たな玄関口として位置づけられたため、公園計画と整合を図るかたちで、新駅整備が推進されました。

新駅の設置により姫路駅から約2~3分でアクセスできるようになり、利便性が劇的に向上しています。

こちらは、手柄山平和公園駅の北口を出たところです。

手柄山平和公園駅には北口と南口があり、駅のプラットホームと道路を挟んだ北口と南口のあいだには、自由通路が整備されています。

新駅とあわせて総合スポーツ施設を整備

姫路市HPより

姫路市民プール・手柄山遊園の跡地は、駅前広場を含めた一体的な総合再開発が行われました。

これにより周辺の整備が完了し、新駅直結の「総合スポーツ施設(大和工業アリーナ姫路)」が完成しました。

主な施設
  • メインアリーナ
    最大約5,000人を収容でき、女子バレーボール「ヴィクトリーナ姫路」の拠点や国際大会にも対応。
  • プール施設
    水深を自由に調整できる最新の可動床を備えた競技用プールや、屋外レジャープールを完備。
  • 武道場・屋内運動施設
    柔道場、剣道場、弓道場、卓球場、トレーニングルーム、キッズルームなどを設置。
  • その他
    多目的広場やバーベキュー施設など。

新しくできた総合スポーツ施設は、体育館・屋内競技用プール・屋外付属プールの、主に3つのエリアからなり、駅の改札口から連絡通路でつながっています。

スポーツ会館の移転の地図

手柄中央公園整備基本計画のなかで、総合スポーツ会館は廃止されて、機能が移設される計画になっています。

現在は、大和工業アリーナ姫路の開業にともない、一部の施設が休館となっています。

姫路スポーツ会館(スポ館)

市民プールは屋外付属プールで代替

レジャープールとして人気のあった姫路市民プールは、屋外付属プールとして機能が代替されました。

波のプールを思わせる底に傾斜のあるプールと、その一段高い場所に、流れるプールが整備されています。

手柄山遊園地・姫路市民プール

文化センターはアクリエ姫路へ

姫路文化センターは、姫路駅東側に整備された姫路市文化コンベンションセンターへ移転しています。

新しい施設は「アクリエひめじ」として、2021年9月にオープンしました。

施設全体が連絡通路でつながる

道路で隔てられていた姫路球場とウインク体育館は、2022年3月、連絡通路によって結ばれました。

この連絡通路は、大和工業アリーナ姫路の開業に合わせて、手柄山平和公園駅までつながっています。

これにより車道を渡る必要がなくなり、安全かつスムーズに施設間を移動できるようになっています。

みんなのさくら広場を整備

手柄山の東側にあった公園は、2024年4月に「みんなのさくら広場」としてリニューアルオープンしています。

植物園は文化センター跡に移設

植物園・緑の相談所の移転予定イメージ図
イメージ図

温室植物園については、文化センター跡に移転されます。その際に、緑の相談所と機能を統合されます。

手柄山温室植物園

1期と2期のスケジュール

【第1期】令和7年度(2025年)を目標に整備(予定)

  • 新体育館
  • 市民プール(屋内プール、レジャープール)
  • ちびっこ広場
  • 回転展望台
  • スリラー塔・ロックガーデン周辺等
  • 連絡通路

【第2期】令和8年度(2026年)以降(予定)

  • 植物園・緑の相談所
  • 芝生広場
  • レストハウス

これからも存続する施設

現状設備を改修するなど、そのまま存続する施設は以下です。

  • 陸上競技場
  • 姫路球場
  • 中央体育館
  • スリラー塔、ロックガーデンなど
  • 県立武道館
  • 慰霊塔
  • 回転展望台
  • 平和資料館
  • 水族館
  • 第一立体駐車場などの園内駐車場
  • 手柄山交流ステーション
  • 防災拠点

手柄山の昔とこれから

手柄山公園の開発は、昭和17年12月16日に内務省の告示を受けて始まりました。

戦争を経て、昭和31年に慰霊塔が建てられ、昭和41年には姫路大博覧会のメイン会場になっています。

国内では、姫路大博覧会の前に、昭和39年の東京オリンピックがあり、後の昭和45年には大阪万博がありました。

当時の姫路は元気でした。大阪より先に博覧会を開催しています。姫路駅から手柄山にモノレールを施設するなど、大きな都市づくりの時代でした。

現在の姫路においても手柄山の再開発とともに、何か大きなイベントがあったらいいなと、思ったりもします。

※ 図・イラストは姫路市HPを参照しました
※ 再整備計画の詳細は姫路市HPでご確認ください
※地図は© OpenStreetMap contributorsより作成